2002年4月29日(月)晴れ AM10:00〜PM4:00
ロッド ファントムX リール エンブレムX1500iA

去年から渓流に行きたいと思っていたが、なかなかチャンスに恵まれず2002年…
ようやくそのチャンスが巡ってきた。
連休前にまえっちさんから渓流の誘いがあり、この日に行くこととなった。

AM9:00に待ち合わせ、まえっち号で山へ。
最初はのんきに構えていたが、行けども行けども辿り着かない。
えっ!?釣り場ってこんなに遠いの??
回りはあっという間に寂しい風景になり、携帯も圏外に。
道もどんどん険しくなり、細いのなんのって。
松尾もきっと驚くだろうなぁ…
途中で対向車と擦れ違う時なんか、崖に落ちやしないかと冷や冷や。
まえっちさんのドライビングテクニックに命を預け、まずはどうにか遊魚券売り場に着いた。
ここは養殖場なのだが、たくさんの魚うじゃうじゃ。
にしてもよくこんなとこに住めるな…
で、年券を買って、ポイントへ向かうことに。

第一のポイントに到着。
出発してから1時間以上経っている。
周りにはまだ雪が残っている程山奥だ…
まずは道具の準備。
しかしここで思いもよらない事態がっ!!
な、なんと竿先が折れているではないかっ!!
私のロッドは振り出し式なのだが、多分自分の車に入れていた時に折れたのだろう。
いつも乱雑に扱っていたのが原因だな…
まえっちさんにライターを借りて、トップガイドの折れた部分を取ろうと試みるがダメ。
どうしようと悩んだが、とりあえずそのまま使用することにした。
こういう時のためにも予備の竿は必要だなぁ

落胆しながらもとりあえず釣り開始。
う〜む、やっぱりやりずらい。
というか、トラブル続出。
全く集中出来ず。
それでもとりあえず続けるしかない。
でもやっぱりこのまま続けるのは無理。
そう思い、何か無いかと探して、フックがあるじゃぁないか!と閃いて、
フックでトップガイドをほじほじ…
ほじほじ…ほじほじ…
なんとかある程度掘り起こせた。
で、トップガイドを竿先に入れてみる。
…入らない…
そういやぁ、フックを研ぐ為の砥石がついたやつを持ってた!
それで竿先を細くして、なんとかトップガイドをはめ込む事に成功!
しかしやっぱり接着剤がないから、すぐに取れてしまう。
そこで渓流ルアーの為に買ったワレットに付いている綿(?)みたいのを少し詰めて、
トップガイドをはめ込み、水に濡らし膨張させ、外れにくくした。
その間になんとまえっちさんが1匹ゲット!
さっき自分が攻めていた場所なのにぃ〜
さすがはベテランだ。
自分もすかさずやってみるが、キャストがうまくいかず木に引っかかってしまった。
取りにいけそうな場所なので、水に入って取りに行くと…
な、なんと足が冷たい。
ウェーダを見ると、長靴のところに大きな穴が…
穴が開いているのは知っていたが、こんなとこに開いてたかなぁ…?
左足がびしょびしょになりながらなんとか回収に成功。
今日はなんてついてないんだ…
とここでなんと年券を車に忘れて来たことに気が付いた。
で、ポイント移動を兼ねて車に戻ることに。

次のポイントはしばらく歩いて行くことに。
にしてもウェーダに穴が開いていると、不便この上ない。
水の中を歩いて行けば簡単だが、水に浸からないようにしなければいけないから、
草むらに入ったりなんだで、かなり厳しい道程になってしまった…
次のポイントは真中に溝があって、そこに魚が居るらしい。
しかしミノー、スプーンと試すが全然ダメ。
まえっちさんもダメらしい。
最後になってまえっちさんが流芯に立って下流から引いてくるといいと言ってきた。
ウェーダに穴が開いている自分にはとても無理だ…
まえっちさんが実行すると、2回アタックしてきたとのこと。
横から似たような場所を通すが全然ダメ。
やっぱり流芯から流さないとダメなのか!?
その後はスレたのか、反応が無くなったらしいので場所移動。

にしても草や木が生い茂っているところを突き進むのは気が引ける…
大嫌いな蜘蛛の巣もあったりと、気が滅入る…
で、なんとか到着。
今度の場所は水に浸かることはないから、安心。
まずは大きな岩がある近辺にルアーを通す。
渓流は基本的には岩陰なんかを狙う。
それと今の時期、まだ流れが弛んでいるところを狙うのがいいらしい。
しかしそれらのポイントを狙っても魚が出ないので、流芯を攻めてみることに。
2投目、着水してから少し引いたところでヒット!
いい引き!
ばれるんじゃないぞぉと思いながら、抜き上げる。
正直な気持ち、釣れないと思っていただけに嬉しい。
ヒットルアーはチップミノー。
これは某氏が絶賛してたので思わず買ったが、やっぱり釣れるのね。
遠くのまえっちさんに知らせ、写真撮影。
やってきたまえっちさんは、自分のことのように喜んでくれた。
そしてまた同じ場所に通すと、またしてもヒット!!
今度のはさっきよりいい引き!
もしかしていいサイズなのか!?
しかし何の事は無い、ただのスレ掛かりだった…
サイズ的にはさっきのとあまり変らない22〜4cmってところか。
その後は根が掛かりでスプーンをロスト。
アタリもなにも無くなったので移動。

車に戻ると、一台の車がやってきた。
そして織田無道似の織田無道風の織田無道っぽい人が声をかけてきた。
こっちは全然だというと、織田無道は何処其処の場所が良いだの、
昔は巨岩魚が入れ食いだっただのと話をし始めた。
まえっちさんと協議をした結果、織田無道を信じてみようということになった。
織田無道ポイントと思われる場所に到着。
結構いい感じ。
しかし先に釣り人が入っている。
少し場所をずらし開始。
全然ダメ…
まえっちさんは穴の開いていないウェーダを自慢するかのように水の中を突き進み、
一人良いポイントらしきところに入って、1匹釣ってる…
しばらくしてポイント移動。
ちょっと歩いて、崖を降りることになった。
かなり傾斜が急で、ちょっと恐いかも…
なんとか降りて釣り開始。
いい感じなのだが、釣れない…
にしてもウェーダを活用出来ないと、釣る場所の範囲が狭くなってしょうがない。
折角苦労して降りたが、全然釣れない。
織田無道め!
で、また苦労して上って、ポイント移動。
車に戻るとまえっち号のフロントに長〜い木がぶっ刺さってたのが少し笑えた。
織田無道の仕業か!?

その後はかなり下流に戻ってやることに。
ここは養殖場の近くで、そこから逃げ出した小魚を狙って魚が集まるらしい。
良さそうな場所を探してやるが全然ダメ…
しばらくやってたけど、ダメ。
まえっちさんのとこに行ってみると、既に2匹もゲットとのこと!
何が違うんだ!?
彼はスプーン派で、アワビ貼りを活用しているらしいが、やっぱりアワビか!?
で、場所を入れ代わって開始。
しばらくして彼の方を見ると釣ってるし。
しかも結構いいサイズらしく、自慢気にこちらに向けて見せてる…
と、そこへ自分にもヒット!
しかしすぐにフックアウト…
…織田無道め!
気を取り直してキャスト開始。
その後は全然反応が無い。
ここで結構粘ってみたが、釣果は伸びず。
で、次のポイントへ移動。
時間も時間なので、次のポイントが最後。
車でさらに下流へ行き、車から降りて林の中を突き進む。
木と木の狭い間を歩くのは嫌だなぁ…
今回はまえっちさんが先頭に立っているからいいものの、一人では勇気要るかも!?
とりあえず二手に別れ、釣り開始。
底には岩があって、流れ込みもあって、流れの緩んでいるところもあって、なかなかいい感じ。
しかし渓流ってのは底まで丸見えで、パッと見魚が居ないように感じるので、ちょっと不安になる。
キャストしてルアーの泳ぐ様を見ていると、突然魚が現れ、ルアーを襲ってきた。
コツン、しかし乗らない…
織田無道め!
にしてもこういうのは興奮する。
さっきまでの疲れも何処へやら。
しかしスレてしまったのか、ルアーを変えたり何だかんだやるがそれ以降魚は現れなかった。
その頃まえっちさんは堰堤でやってた。
上から見た感じではいかにも居そうだったので行きたかったが、ウェーダに穴が開いているので諦めた…
そこで下流へ少し行ってみたが、全然ダメ。
やっぱり堰堤だろ!?って思って、水面から出ている石を探して、一歩一歩慎重に進んで、どうにか辿り着いた。
しかしまえっちさんによれば全然ダメとのこと…
自分もとりあえずやってみるが、ダメ。
おまけに穴から水が入るし…
もう望めそうもないので、ここで納竿。
あっという間に時間が過ぎて、楽しかった。
渓流はキャストの正確性が一番大事だなと痛感。
今回は全てミノーでの釣果だったが、今度はスプーンで得たいものだ。
ちなみにまえっちさんは全てスプーンでの釣果。
にしても釣り場に来るまでが大変。
それに帰りの道でも対向車と擦れ違うのに大変だった。
街でたまぁ〜に見かけるミニカー(?)で来るか、バイクが適してるかも。
今回は、まえっちさんに言わせれば釣れない方らしい。
今年は暖冬だったので、少し時期がずれたらしい。
今度の釣行予定はまだ未定だが、また近いうちに行きたいものだ。

BAKC