2000年5月13日(土)〜14日(日)
待ちに待った、バリバスカップ北陸シーバストーナメント。
北陸のシーバスアングラーが一同に会し激闘する、いわばシーバスのチャンピオンカーニバル。
しかしこの時期は我々にとってもっとも苦手な時期である。
なぜならこの時期はノッコミちぬ、真鯛狙いに明け暮れているからだ。
とはいえ、アノ岡田さんが決めてしまったからしょうがない。
PM4:00。
ちょっと早めに家をでる。
去年は混んでいたので今年もそうだろうと思っていたのだが、
当日参加受付をしていないためか思っていたより混んでなかった。
早速受付に行くと、紙に書いてある私の名前が間違っていた(iдi)
入賞でもしたら間違いを指摘しようと思い、その時はそっとしておいた。
受付を終えS氏と二人で居たら、向こうから大きな人がやって来た。
その人はhirochinさんであった。
今まで暗がりの中でしか会ったことなかったので、はっきり顔を拝見するのは初めてだ。
当然話題は、今日はどこでするか?である。
我々は梯川と大聖寺川、そして九頭竜川に行こうとしていた。
はっきりいって計画などまるでしていない。
梯はS氏が思いつきで、後の2河川は定番である。
が、彼の話によると九頭竜川は最近良くないらしい。
な、なにぃ〜、頼みの綱の九頭竜が・・。
大聖寺川は昨日ちょこっと行ってみたが気配が無いし、梯はポイントは知っているが慣れていない。
hirochinさんは大聖寺川から九頭竜川へ行くらしい。
と、そこへて○りシーバスクラブのT氏がやって来た。
なんでも昨日の雨で手取川は状況が悪いらしい。
なんだかどこもいい情報が聞かれないなぁ。
そんなこんなで開会式も終わり、いざ出陣!
道路へ出ると、皆河口の方へ車をとばしている。
我々はとりあえず梯のJR鉄橋下へ行くことに。
流石に誰も居やしない。
よく見ると水位が低い。
構わず始めるがやはりアタリも何も無い。
終いにはアイマを根掛りで無くすはでいい事なし。
30分程で切り上げ、下流へ向かうが何処も人、人、人。
逆水門の近くで誰も居ないとこがあったので、そこで開始。
が、そこでも当たりなし。
2時間ほど粘って、次のポイントへ行くことに。
今度は大聖寺川へ行こうと思ったが突然の雨。
と、そこへhirochinさんから電話があり、大聖寺川は全くダメ、しかも福井はどしゃ降り・・。
如何しようか悩んだが、明日に備え睡眠を取ることに。
家に着くとこっちでも本格的に雨が降り出し、雷が鳴り出す始末。
これでもかってぐらいの雷、こんな時にやってるやつ居るのか?
そう思いながら就寝。
AM2:00今度は九頭竜川へ。
雨はすっかり上がり、昨日の雷雨がウソのようだ。
まずはお気に入りの水門へ行くが先行者が居たので別のとこへ。
後で知ったのだが、あそこに居たのはhirochinさんだった。
もしかしたらと思っていたのだが、してやられたよ。
そこで少し下流の水門下へ。
水門付近はベイトがピチャピチャとしていて、こりゃ〜いい。
開始して10分程したころに私のリップルポッパーにヒット!
ん?なんだか鈍い引き。ボラか?
上がってきたのは黄土色の危ない目をした名前のわからない謎魚。
ちゃんと口にフッキングしているのには驚いた。
触るのも恐ろしいぐらい危ない目をしていたのでプライヤーでそそくさとフックを外し、リリース。
その後は何のアタリも無いまま時は過ぎ、夜が明けていく。
ベイトフィッシュは無数に居るが、肝心のシーバスが居ない。
居るのかもしれないが、我々には到底居る様には思えないのでAM6:00にポイント移動することに。
AM8:00に検量が開始されるので、それまでに戻りたいと思い、大聖寺川でやろうということになった。
だがしかし、何処も彼処も人が居る。
しかも川は昨夜の大雨で真茶色。
とても釣れる雰囲気ではない。
そこで二手に分かれることに。
私は外海で、S氏は再び梯へ。
塩屋はどうせ人が多いだろうと思い、この時期いい塩浜へ行くが、波が高く、とても竿が出せる状態ではなかった。
ん〜、困った。時間も無いし、遠くへ行くわけにも行かない。
三沢や小橋のように切り札を持っている訳ではないので、このまま納竿にしようかとも思った。
ふと新堀へ行くと水門が開いていた。
最後の望みをかけ、ここで竿を出すことに。
ラストチャンスを賭ける割には状況が悪すぎる。
水はもはや青さの面影すらなく、殆どこげ茶色と化していた。
しかし何があるかわからないのが釣りの面白さ。
無理な考えをそう自分にいい聞かせ、時間が来るまでやってみる。
流れが急なのでバイブに替え、何度目かのキャスト後に痛恨の根掛り。
しゃっくてはみるが取れそうもなく、ラインブレイク覚悟で引っ張ると案の定バチッと逝った。
新しくラインシステムを組む気力も無くなり、ここで納竿。
今年のバリバスカップも終わってしまったよ。
しかもまたしても外道のみの釣果。
予想はしていたがやはり悔しい。
AM7:40頃、会場に到着。
帰着申請をして、座り込む。
おっ、岡田さんだ!と思ったがいそいそと写真を撮っていたので声はかけられず。
シーバスもなんだかんだで結構持ち込まれている。
サイズは60cm前後が殆どで、飛び抜けてでかいのはいないようだ。
しかしよくもまぁ規定時間内に釣ってこられるもんだ。
居るとこにはちゃんと居るんだと、しみじみ自分の無計画釣行に呆れた。
そして表彰式が始まった。
女性差別と非難されるかもしれないが、10位以内に女の子が入っていたのにはおじさん驚いた。
思った通り皆僅差で並んでいる。
結局1位は69.5cmだった。
ちなみにその魚は九頭竜川で出たそうな・・。
優勝した人は遥々名古屋から来ての快挙であった。しかもポイントに詳しくないらしい。
小川がデビュー戦で橋本に勝ったようなものか!?
その後は集合写真を撮るため集まり、パチリ。
ちなみに旗(?)の右端に陣取りました。アノ横坂氏の後ろだい。
そして入賞出来なかった負け犬どものお楽しみ抽選会へと突入することに。
ここではほぼ全員にお宝が貰えるようで、当然私も貰える事に。
名前を呼ばれてブツを取りに行き、帰ってくると見た事も無い人に声を掛けられた。
も、もしかして「かみさん」か!?
想像していたのと違うなぁと思っていたら、やはり違っていた。
その人はなんと「北陸の釣り」の編集部の方だった。
名刺を貰い、挨拶をしたりして、改めて編集部の方はプロレス好きだと知ることが出来た。
しかしこんな私に挨拶をしてくれるなんて、正直驚いた。
ふざけた内容のヘタクソな原稿を書いている自分に後ろめたさを感じてしまった。
「かみさん」を探していたが、ボーっとしていて、探し当てられなかったのが残念。
それらしいかもしれない人物が何人か居たが、確信が持てないとどうしても声を掛けられない小心者の自分を悔やむ。
その後ジャンケン大会が繰り広げられたが、2回とも(2つの商品があった)一回戦で敗退。
そして解散。
ようやく終わったよ。
不思議と清々しい気持ちだ。
また参加するしか!
今度はプラを入念にしなければ、と思う今日この頃。
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